心臓の検査ー僧帽弁閉鎖不全症
2019年01月19日(土)
板橋区小豆沢にあります動物病院「DOG TOWN AZUSAWA CLINIC」院長の吉田一万です。
僧帽弁閉鎖不全症は、ワンちゃんには非常に多い病態です。
いわいる弁膜症と呼ばれる病気で、血液の流れの一方通行をつくってくれている、
心臓の弁の破綻によっておきます。
この病気は、完治は難しく、進行を抑えるお薬を服用しながら、お付き合いしていくのが現状です。
いかに早く見つけてあげて、早期治療を正しい程度判定のもと行うことが重要です。
今回は、その程度判定となる、胸部レントゲン検査と心臓エコー検査についてのお話しです。
①僧帽弁の開いているとき
②僧帽弁の閉じているとき
③左心房に逆流が流入しているため、モザイク状に見える乱流を確認
④上部―大動脈径(一生太さに変化なし)、下部ー逆流を許容している左心房径 比率をチェックします
⑤FS(%)心臓に収縮率をみます
⑥右心室からの出口である、肺動脈の血液の流速を確認します。
⑦逆流を起こしてしまっている僧帽弁付近の血液の流速をみます
⑧レントゲンにて心臓の外形をみます。
⑨レントゲンにて心臓の外形をみます。