エイジング、痛み、前立腺肥大
2018年03月05日(月)
板橋区小豆沢の動物病院DOG TOWN AZUSAWA CLINIC 看護師の和田です!
今回は愛犬ペトロのお話をしたいと思います。
ペトロは去年の年末に10歳にして去勢をしました。
なぜ今さら?と思われる方が多いかと思います。
ペトロはちょうど1年前に前立腺肥大という未去勢の男の子特有の病気になりました。
最初は少し動きが鈍いけど、10歳だから年齢のせいかなと思っていましたが、勤務時に院長に相談すると、
『どこか痛い可能性もあるから診察したほうが良いのでは』と言ってもらい、連れてきてみると・・・
前立腺を院長が触診すると、ペトロは『キャーンッ!』と悲鳴でした。
捻挫や骨折のように明らかに分かる鋭痛と、このようなきちんと診てみないと分からない鈍痛を抱えているのと、痛みにもパターンがあるのを初めて知り、痛みを抱えていたペトロを加齢のせいと思っていたことにゾッとしました。
まずは、お薬で内科的に治りましたがホルモンのお薬の為、次にまたこの病気になり薬が必要になったとしても6ヶ月の間を空けたいお薬です。もし6ヶ月を待たずにまた再発してしまったら・・・と思い去勢を考えるきっかけの1つになりました。
もう1つの理由は、お恥ずかしながら私は今まで去勢は『自然体で生きる事へ反するのではないか』という考えだけで去勢はしない考えでいました。
ですがこの仕事をする様になって、この子が残りの時間を苦痛なく健康で過ごせる事の方が大切だと思える様になりました。
手術のときに歯石除去を一緒にやってもらえて、今では元気に走り回るし、歯もピカピカです!
愛犬のご様子に変化があったときは、是非自己判断で解決せず、ご相談下さい!!