フィラリア予防薬

2018年10月05日(金)

 

板橋区小豆沢にあります、動物病院「DOG TOWN AZUSAWA CLINIC」院長 吉田一万です。

写真は2年前になりますが、当院で検出されたフィラリアの幼虫です。

周りの粒は赤血球になります。ほんの一滴の血液を採血させて頂き、顕微鏡で観察された虫体です。

 

フィラリア症は決して過去のものでなく、ワンちゃん・ネコちゃんが「今」晒されてる危険であることをご理解下さい。

 

さて、蚊に媒介されるフィラリア症の予防薬ですが、のんでいれば蚊に刺されても、

このような幼虫の体内への「侵入を予防」してくれる薬ではなく、

「侵入してしまった虫を成長・繁殖する前にやっつける」ただの駆虫薬(=虫下し)なのです。

つまりは、予防薬をのんだ次の日に蚊に刺されれば、前日の予防薬の効果はありません。

ですので、蚊が完全にいなくなると言われる12月に入ってからの最後の予防が重要になります。

 

記録的な猛暑も過ぎ、朝晩は肌寒いと感じるこの頃ですが、今からが蚊の繁殖期で最も活発に活動する時期です。ここから12月までのフィラリア予防をワンちゃん・ネコちゃんのために宜しくお願い致します。

 

当院では、春のフィラリア用の血液検査を無くし、かつ暖冬傾向の予防効果を高めるために通年でのフィラリア予防もお勧めしております。

ご希望ございましたら、いつでもご説明致しますので、お気軽にスタッフまでお声がけ下さい。

 

明日は、私のセミナー・外部手術への出席のため休診とさせて頂きます。

ご迷惑をお掛け致しますが、ご理解のほど、宜しくお願い致します。

 

 

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